歳を重ねるごとにシミそばかすが増えてきてしまい悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
シミそばかすは一度できてしまうと飲み薬や塗り薬など自分で何とか改善しようと思ってもなかなか結果が出ないものですよね。
そんな方におすすめなのが短期でシミそばかすを消すことができる『皮膚科』での治療です。
高額なイメージを持ってしまいがちですが、皮膚科は病院なので『保険適用』する場合があります。
しかし全てのシミそばかすに保険適用になるわけではありませんので、今回は皮膚科での治療方法と保険適用になるシミそばかすは
どんな種類の物なのかを紹介します。
保険適用になるシミそばかすの種類は?

まずはあなたを悩ませているシミそばかすが保険適用になるのかチェックをしてみましょう!
シミそばかすの種類
シミそばかすには実は色々な種類があるのです。
肝斑(かんぱん)
目の下から頬などの広い範囲の場所にうっすらと広がる感じのシミのことです。
顔の左右両方にほぼ同じようにできるの傾向にあり、出来てしまう原因が女性ホルモンや摩擦などの外からの刺激だといわれているので、女性によく見られるシミそばかすです。
また、これらの原因でできた肝斑は、紫外線に当たることによってさらに悪化してしまいます。
老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)
シミでないところとの境界線が見た目でもはっきりとわかるシミで、年と共に増えるシミのことです。
紫外線に当たり続けることでシミの原因であるメラニン色素が蓄積されます。
その為紫外線の当たりやすい顔や首回り、手の甲などにできやすく、もっとも多いシミそばかすがこの老人性色素斑です。
雀卵斑(じゃくらんはん)
雀卵斑とは、雀(スズメ)の卵という名前の通り、雀の卵の模様に似ていることから名付けられました。
点が散らばったような見た目で、これが「そばかす」と呼ばれるものです。
雀卵斑ができる原因は遺伝とも言われていますが、紫外線によってさらに濃くなってしまったり、数も増える可能性があります。
太田母斑(おおたぼはん)
太田母斑はシミそばかすとは少し違い、分類としては『アザ』になります。
生まれた時から出ている事が多く、稀に思春期頃にもできる事があるようです。
このアザができてしまうはっきりとした原因は未だ解明されていませんが、メラニン色素が増えてしまうことで青や茶色の色素が皮膚の表面上に出てくるのです。
炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
こちらのシミそばかすも名前の通りですが、外傷性の傷跡に紫外線を浴びる事で色素が沈着されやすくなり、シミになってしまうというものです。
外傷性の原因はたくさんありますが、一般的なのはニキビや虫刺されがあげられます。
また、子供の頃はよく転んでしまうものですが、その時にできた擦り傷や切り傷も炎症後色素沈着の原因となってしまうのです。
保険適用になるシミそばかす
上記であげた5つのシミそばかすの中で、保険適用になるものがあります。
それがこの2つです!
- 太田母斑(おおたぼはん)
- 炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
これらの治療に使用する治療機器が厚生労働省から承認されている為、保険適用で治療する事ができるのです。
レーザー治療の場合、
- Qスイッチレーザー
が保険適用対象の機器になります。
その他にも、病院で処方される
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンB
- トラネキサム酸
なども保険適用されるとの事です。
保険適用の注意
保険適用になる治療機器や処方箋を紹介しましたが、太田母斑(おおたぼはん)や炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)であっても100%保険適用になるとは限らないようですので注意が必要です。
実際にこれらの症状を持っている方が保険適用になると思い治療しに行ったのに、治療に使用した機器が保険適用外の機器を使用する治療だったそうです。
これは、保険適用にならないリスクがある場合、医師が保険適用で治療しても、後日保険適用の審査が通らなかった場合、治療した医師がお金をもらう事ができなくなります。
そうなると医師が損をする事になるので、審査が通らないリスクのある場合は、保険適用ではない自由診療にするのは当然の事ですよね。
なので、保険適用で治療してもらえるかどうかは事前にきちんと確認しておく事をお勧めします。
皮膚科でシミそばかすを消すレーザー治療

皮膚科でシミそばかすを消すレーザー治療の方法を紹介します。
Qスイッチレーザー
Qスイッチレーザーは、前述した通り保険適用になる可能性が高い太田母斑や炎症後色素沈着を消すレーザー治療機器です。
Qスイッチレーザーは比較的狭い範囲のシミに適していて、レーザーの熱によってメラニン色素を分解させます。
治療後、シミが数日かけてかさぶた状になり、自然にはがれ落ちます。
強力な機器の為、シミによっては一回治療を受けただけで完了します。
私の母が保険適用ではありませんが、皮膚科のレーザーでシミを取っていました。
その母がレーザーでシミを焼いた後、数日間シミがかさぶたになって少し目立つようになっていました。
しかし、かさぶたが取れた後は、ほとんど何処にシミがあったのかわからないくらいきれいになっていましたよ♪
レーザートーニング
レーザートーニングはQ スイッチレーザーと比べてもかなり弱い出力で照射します。
その為数回治療を行う必要がありますが、広い範囲での治療に向いている為肝斑やそばかすなどを消すのに適しています。
皮膚科でシミそばかすを消す処方箋

塗り薬は飲み薬と併用しての治療が多いようです。
トラネキサム酸(飲み薬)
トラネキサム酸は「トランサミン」として肝斑の治療で用いられます。
また市販薬でも入手することが可能ですが、皮膚科では医師の診断にしたがってシミの種類に適した薬の処方を受けることができます。
アスコルビン酸(飲み薬)
アスコルビン酸はビタミンCの事で、病院では「シナール」と呼ばれる薬剤です。
ビタミンCは代謝を上げてくれる為、ターンオーバーを正常に戻してくれます。
ターンオーバーが正常になる事で、シミそばかす以外の肌トラブルにも効果があります。
ビタミンCの入ったシミそばかすを消す飲み薬は市販でもたくさん売られているので入手しやすい飲み薬となっています。
ハイドロキノン(塗り薬)
ハイドロキノンは、強力な漂白作用を持った塗り薬の成分です。
しかし、高濃度のものや長期的に使用すると、顔がまだら模様に色が抜けてしまう事があるようです。
ハイドロキノン入りの薬は、市販で販売されているものもあるので、手軽に購入する事ができますよ。
トレチノイン(塗り薬)
トレチノインは直接シミそばかすを漂白してくれるハイドロキノンとは違い、肌の代謝を上げ肌のターンオーバー(肌の新陳代謝)を促進してシミそばかすを消す効果のある塗り薬です。
このようにハイドロキノンとトレチノインは効果が異なる為、2つを合わせて処方されることが多いのだそうです。
どちらも強力なので医師に指導してもらったほうが安心ですね。
皮膚科では治療以外にも、シミそばかすの原因となる生活習慣などの指導も行ってくれるので、より効率よくシミそばかすを消すことができるのです。
保険適用外で治すなら皮膚科と美容皮膚科どっち?

皮膚科でシミそばかすを治すのが保険適応外ならば、いっそ保険には関係なく美容皮膚科のほうがいいの?と思いますよね。
そこで美容皮膚科についても調べてみました。
美容皮膚科の特徴
皮膚科が皮膚の病気を主に専門にしているのに対し、美容皮膚科はその名の通り美を追求した皮膚科ですので、保険適用しないのであれば美容皮膚科で治療することをおすすめします。
カウンセリングも無料のところがほとんどなので、試しに1度美容皮膚科に相談しに行ってみるのもいいかもしれませんね♪
更に、保険適用の申請がおりない最新の治療機器で治療してもらうことが可能になります。
保険適用外のレーザー治療に必要な費用
シミそばかすの治療というとレーザー処方が浮かびますし、実際に母が効果が出たように効果抜群のようです。
ただ保険を利用できないため、治療費は全額を負担する必要があるので費用が気になりますよね。
そこで、有名な美容皮膚科(クリニック)で治療してもらえるレーザー治療の費用相場を紹介します!
診察料
初診料3000円
再診料1000円
シミ・そばかすをレーザーで治療する場合、1回2000円〜10000円で、高いものだと25000円や40000円する治療もあります。
しかもこの料金は顔全ての治療ではなく、2mm毎というものが多いです。
1番安い料金で計算すると、直径2mmのしみを2箇所治療するとなると、
一回目の支払いが「初診料の3000円」+「照射費用2000円」×「シミ2箇所」=7000円ほどです。
もし、1回で効果を得られる場合は保険適応でなくても、思ったよりずっとリーズナブルです。
二回以上の照射が必要であれば、「再診料」が初診料よりも2000円安くなるので二回目以降は5000円を毎回支払う計算です。
その為、1箇所ではなく2箇所3箇所と同時に行いたいという場合は結構な金額になってしまう場合もあります。
更に、そばかすの場合は照射範囲が広いため、1回3~5万円程度かかることが多いそうです。
美容皮膚科でのレーザー治療もそれほど高くないのでシミそばかすをなくす方法としては、美容皮膚科での治療も検討してみる価値がありそうですね♪
治療の期間
大体治療に3〜5ヶ月ほどかかり、その後レーザー焼けが消えるまで半年ほどかかります。
気になるのはその間治療した箇所が目立たないかどうかですよね?
そこは心配ありません。
患部にはかなり肌色に近いテープが貼られ、大きな範囲でも間近で見ないとわからないほど自然です。
シミそばかすは皮膚科まとめ
皮膚科での保険を使ったシミそばかす治療はかなり限られた症状のみ受けれることがわかりましたね。
これらを踏まえて、いろいろな皮膚科や美容皮膚科でカウンセリングを受けてあなたに1番合った治療方法を見つけましょう。
これから暖かくなってくると外出も増えてきますよね☆
その前に治療を終わらせ、しっかりと紫外線対策を行い、明るい毎日を過ごしましょう♪
こちらの記事も読まれています↓
シミそばかすを消す市販塗り薬おすすめランキング!効果的な成分は?
シミそばかすを消すファンデーションのおすすめランキングTOP10
オンリーミネラル薬用美白ファンデーションでシミそばかす対策!動画も