顔の中でも頬は頬骨がある事で一番高いため、紫外線に当たりやすくシミが出来やすい場所です。
しかし、頬のシミが何をしても消えない場合は、原因が紫外線ではなく病気の場合があります。
もしも病気の場合は、頬にできてしまったシミを消してもまた現れてしまい消す事が難しいのです。
もっとも、病気の場合は放置していては危険ですので、内科を受診する必要がありますよね。
なので今回は頬のシミが知らせてくれる体の病気について症状なども合わせて解説していきます。
頬のシミでお悩みの方は参考にしてみてください。
頬にシミが出来る原因

頬にシミが出来てしまう原因を解説します。
紫外線
紫外線を受ける事でシミができやすくなるのは有名なお話なので、ご存知の方も多いかと思います。
紫外線が皮膚に入り込むと、真皮にまで紫外線が入って皮膚ガンなどの深刻な病気にならないようにメラノサイトがメラニン色素を生成して真皮を守ります。
通常は作られたメラニン色素がは自然と消えて行くのですが、メラニンを生成中に細胞に異常が起こるとメラニンを作るように指令が出続けます。
するとターンオーバー(肌の新陳代謝)では全て排出する事ができなくなり、シミとして肌に残ってしまうのです。
これが紫外線によってできるシミの原因です。
ホルモンバランスの崩れ
頬にシミが出来る原因の一つにホルモンバランスの崩れがあります
ホルモンバランスが崩れる原因には、
- ストレス
- 睡眠不足
- ダイエット
- 更年期障害
など原因になることがたくさんあります。
女性ホルモンがちょっとしたことでバランスを崩しやすいのは、ホルモンが脳から分泌されることが理由です。
脳はストレスの影響を受けやすので、ストレスを感じてしまうときちんとホルモン分泌の指令が出せなくなってしまいます。
現代はストレス社会なので、なかなか自分でストレスを把握するのは難しく、なかなか取り除くのも難しいですよね。
食べ物でホルモンバランスを補うとすると、女性ホルモンと同じ働きをしてくれる大豆イソフラボンが含まれる納豆や豆腐があります。
また、女性ホルモンの分泌を促進してくれるビタミンB6を含むマグロ・カツオ・レバー・ナッツ類や自律神経の働きを助けるカルシウムを含む乳製品などをバランスよく積極的にとると良いですよ☆
食物繊維を豊富に含む玄米・豆類・おからなどを摂って第二の脳と言われる腸内環境を整えることも大切です!
腎臓の病気
頬にシミが出来る原因が病気の場合腎臓の病気も考えられます。
腎臓は体の中の血液を濾過して必要なものは取り出し、必要のない老廃物と余っている塩分を尿として体の外へ出すという重要な役割をしています。
また尿に関係して、体の中の水分の量を調整するという重要な働きをしています。
他にも血圧の調節もしています。
頬にシミが出来る腎臓の病気は、
- 慢性腎炎
- 腎不全
- ネフローゼ症候群
- 急性腎炎
- 腎臓ガン
などがあります。
これらの頬にシミが出来る原因の腎臓の病気の初期症状は、
- 足などの体のむくみや血圧が高くなる
- 尿にたんぱくがおりる
などがあります。
色々な種類の病気がありますが原因は塩分の取りすぎという割と単純なものです。
濃い味の方がおいしくは感じるのですが、身体のことを考えてうす味や減塩の物をこころがけるようにしましょう。
腎臓の病気は自覚症状が分かりにくく、症状が現れて気付く頃には手遅れという場合が多く、腎臓の病気が悪化するととても大変な人工透析や腎臓移植になってしまうかもしれません。
そのため、頬にシミができてひどくなる場合は体調の変化に十分に気をつけましょう。
肝臓の病気
肝臓は体に不必要なものを濾過して体の外へ出してくれる役目をしています。
いってみれば人体を濾過してくれる臓器です。
この大事な器官である肝臓の機能が落ちてしまうと、体の中をきれいにできなくなって体の中に老廃物が残っていってしまいます。
頬にシミが出来る肝臓の病気は、
- 肝炎
- 肝硬変
- 肝臓がん
などがあげられます。
これらは、肝臓の機能低下は主に脂肪とアルコールの摂り過ぎが原因です。
脂肪肝という病気にも聞き覚えがあると思います。
脂肪分やアルコールの摂り過ぎで肝臓の機能が低下するとお肌のターンオーバーが追いつかなくなってしまうので、メラニン色素が沈着しやすくなってしまい頬のシミとして現れるのです。
頬に出るシミ以外の自覚症状としては、腎臓と同じく
- むくみ
- 黄疸
- 倦怠感
などがあります。
肝臓は「物言わぬ臓器」とも言われていて、気づいた時は結構状態が悪いうこともあるので、頬にシミが出てひどくなったり最近体に脂肪がよくついてきた時には肝臓の病気を疑って確認してみましょう。
胃腸の病気
頬のシミの原因が病気である場合、胃腸の病気であることも考えられます。
胃腸の機能が低下してしまうと考えられる病気としては
- 胃潰瘍
- 胃炎
- 腸炎
- ガン
などです。
これら病気の自覚症状は、
- 食欲不振
- 吐き気
- 便秘
など、比較的自分で気付きやすい症状が多いです。
頬にできるシミに効く食べ物

健康や美肌の基本は食べ物からです。
頬シミの原因に効く食べ物をそれぞれご紹介します。
肝臓に効く食べ物
腎臓は塩分の摂りすぎが原因でその働きが悪くなってしまいます。
昆布、鶏肉、大豆、やホウレンソウなどは腎臓にいい影響をあたえます。
また多めの水を飲むことで腎臓の働きの低下を防ぐことが出来ます。
胃腸に効く食べ物
胃腸は消化に悪いものが原因のため、胃腸が弱っている時は油っぽい物や甘い物など胃腸に負担のかかるものはやめて、消化しやすいものを食べるようにしましょう。
バランスの良い食生活を心掛ければ頬にできるシミも減り、健康にもつながります。
シミに効く食べ物
シミ改善と言えばビタミンCを摂りたいですが、摂り方にコツがあります。
ビタミンCは体内にためることができないので、1度にたくさん摂っても、余った分は尿として出ていってしまいますので、毎食ごとにビタミンCをちょっとずつ摂ることがポイントです。
また、ビタミンA・Eと一緒に摂ることでお互いによい効果が生まれます。
ビタミンEとは肌の老化を防ぐ健康的な肌に欠かせない栄養素です。
アボカド、ナッツ類、鮎、いわし、かぼちゃ、モロヘイヤ、うなぎなどに多く含まれています。
ビタミンAはお肌のターンオーバーをよくしたり、メラニン色素のある古い細胞を出しやすくしてくれる栄養素です。
レバー、卵、うなぎ、にんじんなどに多く含まれます。
食べ物以外の頬シミ対策

食べ物以外にも健康や美肌に重要なことがありますのでご紹介します。
ストレスをためない
ストレスはみえないのでわかりにくいのですが色々な病気の原因となってしまいますので、ストレスを溜め込まないよう心掛けて生活することが大切です。
ストレスを溜め込まないようにするために、スポーツ好きの方はウォーキングをしたり、お友達と一緒にバレーボールやテニスのチームに入るなど趣味として初めてもいいですよね。
また、ゆっくりするのが好きな方は質のいい睡眠をとったり、お風呂にゆっくりつかるなどのリラックスをしてストレスをなくすのもいいですし、映画やドラマで涙を流すのもストレス解消となるのでオススメですよ♪
ストレス解消と言えば美味しい物を食べることやお酒という方もみえると思いますが、同時に胃腸に負担をかけてしまうのでほどほどにしましょう。
寝る前の2時間は食べない
少し前に寝る食事をして睡眠中に消化活動が行われてしまうと、せっかくの眠りの質が悪くなってしまいます。
仕事などの関係でしかたなく夜遅く食べる時は、野菜スープや油を使わない料理など、消化の良いものを食べるようにしましょう。
寝る前にテレビやスマホを見ない
テレビや携帯の画面が発しているブルーライトは睡眠の質を悪くしてしまいます。
どうしてもテレビやスマホが必須という場合は、ブルーライトをカットする画面シールをはったりする工夫をしたり使用する時間を減らすようにしましょう。
朝起きたら太陽の光を浴びる
朝に太陽の光をきちんとあびるようにすることで「セロトニン」というホルモンが脳が分泌してくれます。
これが不足すると、うつ病になるという大事なホルモンです。
セロトニンは更にそれだけではなく、夜には眠りを促してくれる「メラトニン」というホルモンに変化し、質の良い眠りにも関係しているのです。
頬のシミの原因まとめ
今回頬のシミと関係している病気を解説しましたがいかがでしたか?
ご紹介したように頬のシミの原因が紫外線でない場合もあるので、シミ以外にも体の調子が最近おかしいなと感じたら、経過を観察するようにしましょう。
頬のシミが病気の兆候を教えてくれている大事なサインかもしれないので、怖くもありますが病気の早期発見が大切です。
また普段の食生活や生活習慣にも充分に注意して、シミのない健康的な生活を目指しましょう!
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